今月起きた災害関連の件

今月上旬に台風18号が日本に上陸して
関東・東北地方一帯に記録的豪雨が相次ぎました。
この影響により茨城県常総市を流れる鬼怒川に面した堤防が
決壊してしまい広範囲での浸水被害を及ぼしました。
現在、仮堤防が完成したものの浸水による街の復旧までには
まだ時間が掛かるようです。
この浸水被害により被害に見舞われた方々に対して
心よりお見舞い申し上げます。


私はこれは災害であり人災だと思います。
この件に関して市役所の
避難指示や行方不明者情報の対応の不手際に非難が相次いでいますが
私は堤防決壊が起きた地域に設けられ
太陽光発電設備に関与した業者に問題があると思います。
堤防決壊が起きた地域では
太陽光発電の設備(ソーラーパネルですが)において
堤防の代わりとなっていた丘を削りとったそうです。
おそらく太陽光発電ですから陽の光を多く浴びる為でしょうけれども。
これに対して地域住民の方々は危惧して市役所に対して抗議の連絡をしたそうです。
その後、業者に対して削り落とした丘を戻すよう対応していたという話ですが
その矢先にこの浸水が起きてしまいました。
以前から問題視されていたにも関わらずいざ決壊してしまったら
あっという間に工事で元に戻りましたね、これはいったいなんでしょうね。

市役所を擁護する気は全くありません。市役所も問題は問題です。
ただ私は一連の件で業者が問題視されないどころか
自らに非はないと白を着る上に他の業者に責任転換するから
こうやって強調するように書いているだけです。
太陽光発電自体にどうこういうつもりはありませんが
設置された場所は大いに問題があると思います。
今回の浸水被害で常総市は非を認め詫びました。
別の件ですが某世界的自動車会社ですら排気ガス規制に関して非を認め詫びました。
なのにこの業者は非を認めないどころか
他の業者に責任転換する悪態です。
なぜ問題視してはいけないのか理解に苦しみます。

これらの問題視というのは
同じような例で二の舞にならないようにする為の
教訓として注意喚起として不可欠です。
仮に、他の河川で今回のように自然堤防が削られる場所があり
放置されていたとしましょう。
これを問題視すれば各地で注意喚起が起き二の舞を防げる可能性も高まります。
ですがこれを問題視しなければ二の舞になるのは時間の問題です。
近年、各地で記録的豪雨は相次いでいます。
関東・東北もそうですが九州も記録的豪雨は起きました。
これらの豪雨の危険は決して他人事ではありません。
鬼怒川のような河川での豪雨の堤防決壊は
ダムが決壊するのと同じような危険性があります。
かといってスーパー堤防を作れという話ではありません。
今回の件で大きな河川がある役所は
一般的な人工の堤防のみならず
堤防の役割を果たしている自然堤防に問題がないか
徹底して点検や確認をしておかなければいけないと思います。
避難指示の判断や連絡体制もそうです。
今年のみならず近年記録的な豪雨が相次いでいます。
同じレベルの豪雨はこの先また必ず起きると思います。
その前に各役所も今何をすべきか考えるべきだと思います。
ひとまずこの話は以上です。


そしてこの人災でもある災害に対して気象庁
「平成27年度9月関東・東北豪雨」と命名しました。
ここで何年も前から言いたかった事を書きますが
東日本大震災を3.11と表すのは止めるべきだと思います。
同じ代表的な震災の阪神淡路大震災は1月17日に発生しました。
それを1.17と表すでしょうか、表すべきでしょうか。
1.17なんて表し方は側から見れば何を意味しているのか全く分かりません。
仮に9.1と表現しましょう。
これで何を想像しますかイベント?誰かの誕生日?
正解は1923年に起きた関東大震災です。
誰も分からないと思います。3.11なんて表現は震災ってことが全く伝わらなんですよ。
それに歴史上、日付表現されるものは政治的事件ばかりです。
9.11事件もそうですが戦前起きた2.26事件、5.15事件もそうです。
東日本大震災を3.11って表すのはこれらの政治的事件と混合させているんですよ。
私は非常に不適切な表現だと思いますし
震災に見舞われた方々に対しても失礼な表現だと思います。
正直、頑張れ日本とかのスローガン的なのもどうかと思いましたよ。
東日本大震災は1万以上が亡くなり戦後桁違いの死者数です。
家屋が流され人が亡くなり地獄絵図のようです。
そんな人が死んでる時に頑張れって言うべきだろうかと思いましたよ。
それは無神経だと思いますし頑張れ日本ってのも、
言葉的にはとても他人事ですからね。
当時は状況が状況でしたから苦言を呈す人はいなかったのかもしれませんが
これは何年も前から言いたかったんですがようやく言えましたね。
今も東日本大震災を3.11って表し方されているとどうかと思いますよ。
仮に東日本大震災3.11って表現も反対ですよ。
東日本大震災東日本大震災でいいんですよ。


そして今回の浸水被害で自衛隊員の活躍は
テレビや新聞で報道されていました。
武器も持たず使わず懸命に国民を救う姿、
あれこそが本当に国民の命を守り人の為になる活躍だと思いましたよ。
安保法はそれとは全く逆に
武器を使い殺すか殺されるかが強いられるものです。
今までのような平和を重んじる人道支援では全くありません。
積極的平和主義であれど
日本は人道支援のみの積極的平和主義であるべきだと思います。
安倍総理は今、国連にいるそうです。
国際連合は戦後、国際連盟から国際連合となりました。
なぜか。それは歯止めがかけられなかったからです。
平和を目的に創設された国際連盟もいわば数の力によって
戦争の流れに歯止めが掛けられませんでした。
ですから国際連合ではこの教訓により全会一致という形で
非常に厳しく歯止めをかけられるようにしています。
日本は安保法というものに対して歯止めがかけられませんでした。
これは危機です。