7月14日「検疫記念日」

7月14日は「検疫記念日」です。
当時の厚生省(現在は労働省と統合して厚生労働省
と日本検疫衛生協会が1961年に制定しました。


まず検疫(読み:けんえき)とは何かという話になりますが、
健康面での入国審査です。
例えばどこかの国に入国する時は
身元を確認する為にパスポートを提出したり
危険なものや違法なものを持ち込もうとしていないか確認したりします。
それと同じように検疫では
輸入する動物がウイルスに感染していないかや
輸入食品に健康に悪影響をあたる物質が
含まれていないかの確認したりします。
特に重視されるのは、他所の国で流行している
ウイルスに感染しながら入国しようとしてないかの確認です。
最近でいうとデング熱エボラ出血熱
マーズ(MERS)こと中東呼吸器症候群が好例といえましょう。
新種だったり危険だったりするウイルスが
他国で流行した時に
国の対策として水際対策と呼ばれるものもありますが
それが検疫でもあるわけです。
ウイルスや病原菌というのは人や生き物がいる限り
感染という手段で踏み台にして永遠と広がり続けます。
ですので水際対策といった検疫を行い
一定の場所に押さえ込まなければなりません。


それと同時に個々の感染に対する意識も重要です。
いくら検疫での従事者が奮闘しようとも
最終的には仕事であれ旅行であれ
感染が広がっている地域から帰国してくる人達の危機意識というか
他を感染させないという個々の感染に対する意識がないと
どうにもならない部分もあります。
しかし反対にそれができれば検疫の効果もずいぶん変わるでしょう。
帰国してくる人達にとっても帰国して一番会いたい人、一番過ごしたい人。
その人に感染への危機が最もあるわけです。
ですので感染させないという感染に対する意識はとても重要なんです。
ウイルスが発症する可能性のある
潜伏期間では常にマスクを常時させるのも有効な備えになります。
咳やくしゃみといった形で感染する
飛沫型でのウイルスであればマスクにより感染の広がりは随分と抑えられます。
私としてはマスクは感染しないよりも
感染させないという用途の方が有効的だと思います。


ウイルスが国内へ入り込むことを防ぐ為の検疫。
それにまつわる記念日というお話でした。