8月31日「野菜の日」

8月31日は野菜の日です。
全国青果物商業協同組合連合会並びに関連する計9団体により
1983年に制定されました。
上記の団体以外となる残り8団体も私としましては明記したかったのですが
調べるのにかなりの時間を要してしまうおそれがあり
申し訳ありませんが以下省略とさせて頂きます。
ちなみに8月31日はヤ(8)サ(3)イ(1)という語呂合わせによるものです。

まず青果物が何かという話ですが
これは野菜と果物などの総称であり主に肉や米以外の食べ物ということになります。
青というのはほうれん草やネギといった
深い緑色系の野菜を青物と呼んだりすることがゆえんです。
信号の光は見ると赤と緑ですが呼ぶ時は赤と青であるのと似たようなものであり
青りんご、青のり、青汁、青ネギ、全て見かけは緑ですが青と呼びます。
これは古来の日本語に緑という言葉がなくその名残でそうなってるようです。
ただ魚の青魚は緑色とかではありません(まあ当たり前な話ではありますけれども)
あれは本当に見かけ(特に背中あたり)が青っぽいことから青魚と呼ばれており
漁で多く獲れることができ安く手頃な値段で手に入る大衆魚という意味もあります。
サバ、イワシ、サンマ系の魚のことです。

さて、本題に入りますが
野菜と果物どちらも青果物とひとまとめにできもしますが
振り分けると意外なものは多々あったりします。
この夏でいうと例えばスイカ。
召し上がった方そうでない方それぞれいらっしゃるでしょう
一見すると果物のようですが実際は野菜に分類されます。
スイカは英語でウォーターメロン(water melon)と呼ばれていますが
そのメロンも野菜なんです。
スイカは漢字で西瓜と書かれることもあり瓜の一種です。
瓜にはカボチャやキュウリといったものがあり
外の皮が殻のようにやや固い野菜ことをいいます。
他にもストロベリー(いちご)も果物と思いがちですが実際は野菜に分類されます。
ただブルーベリーやラズベリー(木いちご)といった
いわゆるベリー系は果物に分類されています。

基本的には植物としての大まかな振り分けにおいては
木にからなるものが果実、それ以外は野菜と振り分けられます。
これにより瓜は木からできないので野菜、
ストロベリー以外のベリー系は木からできて獲れるので果実となるわけです。
しかし上記のように振り分けたとしても
私としては間違いでもあり正しくもあると思います。

野菜と果物の振り分けは現在各国でも統一されたものではなく
日本も明確な定義があまりできていないのが現状です。
いちごやスイカは野菜であるものの
店では果物として扱われたりもしていますし
実際野菜として売られていたらかなり違和感はあると思います。
仮にいちごやスイカは果物ではなく野菜だと言い張るようなものは
青信号や青りんごを緑信号だ緑りんごだと言い張っているようなものですからね。
私が思うに野菜と果物という言葉が
おやつやデザートであるか否かという意味合いが
大きく影響しているからだと思います。
こういうのは言葉の融通さとかでもありますし
分かっているようでよく分からないようなことは多々あるという話でもあります。